安全のために可能な限りウェット性能が高いタイヤを購入したいという方も多いのではないでしょうか。そこでウェット性能がたかいおすすめのタイヤを紹介します。
ウェット性能が高いタイヤの重要性
ウェットの性能が高いタイヤは濡れた路面でもスリップやハイドロプレーニング現象が起こりにくく安定した走行性能を発揮します。ウェットでのブレーキングやグリップ性能が高いため、安全性を高める要素となります。
雨の日は事故が多い
事故の要因としてはタイヤ以外の原因もありますが、雨の日は事故が多いです。晴れの日と比べるとその発生件数は約4~5倍です。事故の主な原因はスリップ事故です。
ウェット性能が高いタイヤの特徴
ウェット性能が高いタイヤは主にトレッドデザインや溝の深さによって排水性を高めハイドロプレーニング現象を抑制しています。また、タイヤコンパウンドの素材によってグリップ性能を確保しています。
ウェットグリップ性能のaとcではどれくらい違うのか比較
タイヤの性能なんてそこまで大差ないと考えている方もいるでしょう。
横浜ゴムのウェットでのテストによるとウェットグリップ性能aのタイヤはcのタイヤと比較して制動距離が約20%短くなっています。
ウェットグリップ性能cのタイヤが危ないというわけではない
ウェットグリップ性能aのタイヤは濡れた路面での制動距離が短かく、cのタイヤはそれと比較すると制動距離が長いので必ずしも危ないというわけでは有りません。確かに緊急時の急ブレーキなどでは制動距離が短いことはメリットになります。
しかし、ウェットグリップ性能がcのタイヤでもその多くが排水性やウェット性能にも配慮されているので、雨の日はタイヤの性能に頼るだけではなく安全運転も重要です。
ウェット性能が高いタイヤのデメリット
ウェット性能が高いタイヤの方が性能や安全面を考えるとよりおすすめできますが、デメリットとしては値段が高くなってしまうのがデメリットです。車の用途や予算に応じて検討すると良いでしょう。
ウェット性能が高いタイヤを装着することをおすすめする方
長距離の移動が多い方
値段が高くなってもより高い安全性を求める方
ウェットグリップ性能が高いおすすめのタイヤ
横浜ゴム
横浜ゴムの低燃費タイヤはウェットグリップ性能aの商品が多く、そのタイヤサイズは400を超えます。軽自動車からスポーツカー・SUVまで幅広く適合するタイヤが見つかることでしょう。
ADVAN dB V552
静粛性が非常に高いタイヤとして有名なADVAN dB V552ですが、ウェットグリップ性能が高いのもメリットです。タイヤサイズも14インチから21インチまであり、様々な車種に適合するでしょう。68のタイヤサイズのうち63サイズでウェットグリップ性能がaです。
BluEarth-RV RV03CK
コンパクトミニバンや軽自動車のハイト系専用の低燃費タイヤです。車高が高い車向けにふらつきを抑え静粛性も高めています。ウェットグリップ性能は11サイズ全てでaです。
BluEarth-GT AE51
コントロール性と低燃費性能を兼ね備えたグランドツーリングタイヤです。運転する楽しさは欲しいが快適性を犠牲にしたくないという方におすすめのタイヤです。
57サイズ全てでウェットグリップaを取得しており、その中の31サイズは転がり抵抗性能がAAなので低燃費性能も期待できます。
BluEarth-RV RV03
快適性が高いミニバン向け低燃費タイヤです。車内の静粛性がBluEarth-RV RV02と比べて向上しており、車体のふらつきや偏摩耗も抑制しています。
全29のタイヤサイズ全てでウェットグリップ性能aを取得しています。
ADVAN FLEVA V701
楽しいハンドリング性能とウェット性能が高いスポーツタイヤです。
スポーツカーだけではなく、コンパクトカーやセダンなど幅広い車種に適合するタイヤです。全てのタイヤサイズでウェットグリップ性能aを取得しています。
ADVAN Sport V107
ハイパフォーマンスセダンやプレミアムクーペにおすすめなスポーツタイヤです。欧州車などに要求される高速域での高いコントロール性能や安定性を確保しています。サーキットも走行できる性能を持ちながら多くのタイヤサイズでウェットグリップ性能aを取得しています。
BluEarth-XT AE61
クロスオーバーSUV車専用のタイヤです。優れた静粛性とハンドリングを兼ね備えているだけではなく、全てのタイヤサイズでウェットグリップ性能aを取得しているのが特徴です。
ブリヂストン
ブリヂストンは世界でも1位2位を争うタイヤの売上高を誇り、そのタイヤの種類やサイズも多岐にわたります。
Playz PX Ⅱ
Playzシリーズは疲れにくく雨に強いといったメリットを持ったタイヤです。Playz PX Ⅱはオンライン専⽤(限定)商品で、ウェット路面でのコーナーリング性能とブレーキング性能を追求したタイヤです。タイヤサイズは45サイズ中27サイズでウェットグリップ性能aを取得しています。
Playz PX-RV Ⅱ
Playzシリーズのミニバン専用タイヤがPX-RV Ⅱです。ミニバン専用のタイヤパターンと耐摩耗向上に寄与するシリカ配合ゴムを配合することによって従来品と比べてライフ性能を向上させています。
ALENZA 001
オンロードSUV専用に設計されたのがALENZA 001です。ALENZA 001はハイパフォーマンスSUVに向けて運動性能に拘ったタイヤです。ドライでの運動性能だけではなくウェットでの運動性能も両立したタイヤです。
ECOPIA EP001S
ECOPIAはスタンダード低燃費タイヤとして、燃費性能以外にも総合的にバランスが取れていることを目指しているタイヤです。ECOPIA EP001Sは貴重な低燃費タイヤのグレードの頂点である転がり抵抗係数が最高グレードのAAAを取得しているだけではなく、ウェットグリップ性能も最高のaを取得しています。
ミシュラン
ブリヂストンとタイヤ売上の1位と2位を争うメーカーです。電気自動車向けのタイヤからウェット性能が高いタイヤ等様々なタイヤがあります。サーキットにも使用できるハイグリップスポーツタイヤにもウェットグリップ性能が高いタイヤがあります。
PILOT SPORT 5
意のままのハンドリングと最後まで続く走る愉しみを目指したスポーツタイヤです。モータースポーツからフィードバックされた左右非対称のタイヤパターンを採用し、ドライとウェットの高いグリップ力を両立しています。
ウェットグリップ性能は46サイズ中43サイズでaを取得しており、残りの3サイズはグレーディング取得中です。
スポーツタイヤとしては快適性も悪くない為、サーキット走行をしない方にもおすすめです。
PILOT SPORT 4 S
サーキット走行も可能なドライでのハイグリップ性能を持ちながらウェットでの高いスポーツ性能を可能にするタイヤです。
タイヤサイズも多く200サイズあるのがメリットで、そのうち83サイズがウェットグリップ性能aを取得しています。
PILOT SPORT 4 SUV
ハイパワーSUV向けの安全性を高めたプレミアムSUVタイヤです。快適性と車重のあるSUVの為に強度のバランスにも考慮されています。
PRIMACY 4+
タイヤが摩耗した状態でも高いウェットグリップ性能が続くプレミアムコンフォートタイヤです。ウェット性能だけではなく、高い高速走行の安定性と優れた静粛性を確保しています。
ダンロップ
日本で初めて自動車用タイヤを開発した先駆者として様々な技術を元に研究開発を行っています。近年ではスーパーコンピュータ京を使用などするとしてシミュレーションを行い製品開発を行っています。
VEURO VE304
特殊吸音スポンジのサイレントアを搭載し、ダンロップで最上級の静粛性を誇るプレミアムコンフォートタイヤです。新品時のウェットブレーキ性能だけではなく、摩耗後のブレーキング性能も向上しています。
SP SPORT MAXX 060+
ハイパワープレミアムカーの性能を最大限に発揮するためにグリップ性能や安定性を向上したフラッグシップタイヤです。
グリップ性能やコーナーリング性能以外にも、他のダンロップタイヤと比較して広い溝幅を確保することによって排水性を高め、ウェット性能を向上させています。
ファルケン
住友ゴム工業のブランドの一つで、ダンロップは主に日本向けのタイヤを製造販売しているのに対し、ファルケンは主にヨーロッパを中心に販売しています。
AZENIS FK520L
独自の左右非対称タイヤパターンを採用し、優れたグリップ力とウェット性能を発揮するファルケンのフラッグシップタイヤです。
新コンパウンドや広い溝幅を採用することによって、ライフ性能を向上させ全てのタイヤサイズでウェットグリップ性能aを取得しています。
グッドイヤー
スポーツタイヤであるEAGLE F1シリーズはエントリースポーツからウルトラハイパフォーマンスまで取り揃えていますが、多くのタイヤで優れたウェット性能を確保しています。
コンフォートのEfficientGrip Performance2もウェットグリップ性能aを取得しています。
EfficientGrip Performance2
優れた耐摩耗性とウェット性能の両立を実現したEfficientGripのフラッグシップモデルです。優れたロングライフ性能を確保することによって高い運動性能と安全性能が長く続きます。
EAGLE F1 Super Sport
専用に開発したトレッドコンパウンドを搭載することによって高いグリップ性能とハンドリング性能を実現することによってサーキット走行も可能にしています。センターセグメントの採用により、ドライだけではなくウェットでの優れたパフォーマンスを実現します。
EAGLE F1 ASYMMETRIC 5
高いグリップ力とハンドリングを兼ね備えたEAGLEシリーズのフラッグシップタイヤです。ハイパフォーマンスタイヤながら1サイズ以外は全てウェットグリップ性能aを取得しています。
EAGLE F1 ASYMMETRIC 3 SUV
SUVに向けて最適化された高剛性・軽量構造によりコントロール性とコーナリング性を発揮するフラッグシップSUVタイヤです。剛性の最適化やトレッドパターンの最適化によって耐摩耗性能の向上を実現しています。
ブレーキング時にタイヤと路面の接地面積を拡大することによって摩擦を増やすことによって、ドライとウェットで制動距離の短縮を実現しています。
26サイズ中25サイズでウェットグリップ性能aを取得しており、転がり抵抗性能も高く、21サイズでAAを取得、1サイズでAAAを取得しています。
EAGLE F1 SPORT
EAGLEシリーズのエントリーモデルで、優れたコーナリング性能とコントロール性能を実現したスポーツタイヤです。街乗りでの快適な乗り心地と静粛性も兼ね備えており、強化ポリマーを採用することによってドライとウェットでの制動距離の短縮を実現しています。
コンチネンタル
ドイツのプレミアムタイヤメーカーで、世界で初めて溝付きの車両用タイヤを製造した歴史のあるメーカーでもあります。コンチネンタル・グループではタイヤだけではなく、パワートレインなども製造しており、優れた技術を持った会社です。
SportContact 7
優れたドライとウェットのグリップ性能を実現し、サーキットだけではなく、街乗りでの快適性も兼ね備えたプレミアムスポーツタイヤです。
優れた走行性能を実現しつつ、ヨーロッパでのタイヤラベリング制度でウェットグリップ性能は最高のAを取得しています。
EcoContact6
転がり抵抗・ウェット性能・耐摩耗性を両立したハイパフォーマンスエコタイヤです。シリカ含有率を高めたコンパウンドによって転がり抵抗を改善し、燃費性能だけではなく、耐摩耗性能も向上しています。
また、ヨーロッパのラベリング制度で燃費とウェットグリップ性能の両方で最高ランクのAを取得しているだけではなく、優れたスポーツ性能もあります。
ピレリ
Cinturato P7 Blue
ピレリで初めてのグリーンパフォーマンスタイヤで、環境への配慮と安全性を両立させたタイヤです。最新素材やカーカス剛性によって多くのタイヤサイズで転がり抵抗係数AAおよびウェットグリップ性能aを取得しています。
POWERGY
VRを活用したタイヤ開発を採用することにより、適正なタイヤ接地形状が可能となりました。このことによりブレーキング性能やコントロール性能が向上しています。また、開発期間の短縮が可能になったことにより、環境にも配慮されています。
ハンコック
日本以外のアジアタイヤメーカーとして世界から高い評価を得ており、2023年の世界売上ランキングでは世界で7位です。
Ventus Prime4
ワンランク上の優れた走行性能と乗り心地を実現したタイヤです。欧州の複数の自動車雑誌が実施するタイヤテストで高評価を獲得しています。
接地圧を均一に保つことによって摩耗を抑制し、新品から摩耗時までの優れたウェット性能を維持しています。また、縦方向だけではなく、横方向のウェット性能も確保しています。
トーヨータイヤ
トーヨーは業界で初めてミニバン専用のタイヤを発売しており、そのラインナップも豊富です。ウェット性能がaのミニバン専用タイヤとしてはTRANPATH mp7があります。ミニバン以外にも国内メーカーとしては値段が安いタイヤを多く販売しているので、気になっている方も多いでしょう。
PROXES Sport2
非対称のタイヤパターンを採用し優れたコントロール性能とブレーキング性能を実現したプレミアムスポーツタイヤです。タイヤパターン以外にもコンパウンドを使い分けることによってドライとウェットの両面でブレーキング性能が向上しています。ウェットグリップ性能は全てのタイヤサイズでaを取得しています。
PROXES Sport SUV
ナノバランステクノロジーによって優れたコントロール性能とブレーキング性能を実現したプレミアムSUV用スポーツタイヤです。ウェットグリップ性能は全てのタイヤサイズでaを取得しています。
TRANPATH mp7
タイヤブロックの変形を抑制しふらつきを抑制したミニバン専用タイヤです。新配合のコンパウンドを採用することによって優れた耐摩耗性能とウェットグリップ性能を確保しています。ウェットグリップ性能は28サイズ中20サイズでaを取得しています。
タイヤの性能以外にもウェット性能を確保する要素
タイヤ空気圧
タイヤ空気圧が適正ではないとウェット性能だけではなく、タイヤ本来の性能を確保することができず燃費性能の悪化や偏摩耗の原因になってしまいます。
ホイールアライメント
ホイールアライメントというのは車体に対してタイヤがどのような角度で取り付けられているかを指しています。適正な値ではないとタイヤが路面と適正に接地していないということになります。
タイヤ以外にもウェット性能を確保する要素
タイヤの持っている性能以外にもウェットの性能を高める方法があるので、日常点検は欠かさないようにしましょう。
視界の確保
ガラスが汚れていたり油膜があると視界が悪くなってしまい、雨の日での事故のリスクが高まります。油膜は通常の洗車では落ちにくい為、油膜取りを使用することをおすすめします。
また、ワイパーはふき残しやビビり音がしたら早急に交換しましょう。最低でも1年に1度交換することをおすすめします。
運転を控える
特に運転が不慣れな方は可能であれば運転を控えるというのもおすすめです。公共交通機関を利用しても事故の被害にあう可能性はありますが、自分で運転するのと比べて事故のリスクは低下することでしょう。
安全運転で事故の無い運転を
ウェットでの性能が高いタイヤを装着したからといって安全運転をしなければ事故のリスクが高まってしまいます。
速度は抑えて
速度を抑えることによってハイドロプレーニング現象の抑制や制動距離の短縮というメリットがあります。
早めのブレーキ
早めのブレーキを心がけることによってスリップなどを防止することが出来ます。
車間距離の確保
ウェットではドライと比較して制動距離が伸びる為、前の車が急ブレーキを欠けた際に停止できず追突してしまうリスクがあります。
早めのライト点灯
視界の悪い雨の日は暗くなる前に早めにライトを点灯することによって他車から気づきやすいというメリットがあります。
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