北海道に住んでいると必ずといっていいほど冬にはスタッドレスタイヤに交換しなければいけません。
しかし、スタッドレスタイヤはいかんせん値段が高いということで輸入タイヤ通販でおなじみのオートウェイでナンカンのAW-1を購入しました。
国産タイヤと比較してものによっては半額以下くらいで購入できるということもあって気になっている方もいるとおもいますので、個人的な評価や感想を書いていきたいと思います。
・値段が安くても圧雪・アイスバーンでの性能は悪くない
・オートウェイでの他のアジアンスタッドレスタイヤと比較して人気の為、評価件数が多く、総合評価も高い
ナンカンAW-1より安いアジアンスタッドレスは他にもある
ナンカンAW-1を購入に至った理由(値段と性能)
スタッドレスタイヤはブリヂストンかヨコハマ、もしくは海外メーカーのタイヤでもミシュランと考えていた私がナンカンのAW-1を購入したのにはいくつかの理由があります。
評判が良い
AW-1は評判の高かったESSN-1よりもさらに性能が向上しており、評判が良いです。
また、オートウェイでの総合評価も悪く有りません。
気になる方はオートウェイで購入者の評価やコメントを確認できるので見てください。
価格が安い
価格の安さも評判の高さの理由の1つといえるでしょう。
私がAW-1を購入した2021年にはタイヤサイズ195/50R16 84Qで1本9,290円で購入することができました。
国産タイヤが同サイズで25,000円以上だったので、半額以下で購入できたということになります。
今は全体的にタイヤの値段が上がっているのでもう少し高いです。
2023年10月に値段を調べたところ1本で10,590円でした。
北海道でのテストを実施
ナンカンは台湾のタイヤメーカーなのでスタッドレスをどのように設計やテストをしているのか疑問に思っている方もいると思います。
ナンカンのスタッドレスは北海道のテストコースで検証しているため安心です。
送料が無料になる場合もある
オートウェイではタイヤの配送先を取付店(業者)にすると送料が無料です。
また、アルミホイールとタイヤのセットを購入すると自宅配送でも送料が無料になります。
タイヤ単品だけで購入せず組み換えやバランス取りにかかる費用を考慮して、今持っているタイヤとホイールを売却してアルミとタイヤセットを購入してしまうと手もありだと思います。
ナンカンAW-1の評価とインプレ
評価に関しては個人的な評価ですので他の方や使用方法・環境によって異なる場合があります。
装着した車:スズキスイフトスポーツ(ZC31S)
タイヤサイズ:195/50R16 84Q
駆動方式FF(前輪駆動)
空気圧:純正ラジアルタイヤと同じタイヤ空気圧
前輪の空気圧:210Kpa(2.1kgf/㎠)
後輪の空気圧:190Kpa(1.9kgf/㎠)
場所:北海道札幌市が中心
街乗りでの評価
北海道の冬道は天気・気温や場所によって大きくコンディションが異なります。
圧雪や新雪
圧雪や踏み固めれていない道は特に問題ないというのが感想です。
さすがに4WDはなくFFなので、信号や一時停止からのスタートはアクセル操作を丁寧にしないと滑りますが、AW-1だけではなく、この現象は国産のスタッドレスも同じです。
アイスバーン
アイスバーンは圧雪路面より滑るため、私を含めて北海道に住んでいる方は重視するポイントだと思います。
個人的に驚いたのが静粛性とアイスバーンでの制動性能です。特に北海道札幌の交差点などではアイスバーン路面が多いのですが、ブレーキをかけても想像以上に滑るということは有りませんでした。
個人的レビューですが、アイスバーンのブレーキ制動は国産の上級のスタッドレスであるブリヂストンのブリザックVRX3と比較しても大差ないと感じるレベルでした。
個人的には、古い国産スタッドレスを使用してお金の都合でタイヤを購入するか迷っている人(1年購入を先延ばしにしようと考えている人)にはAW-1に履き替えたほうが良いとおすすめするレベルです。
ドライの舗装路面
北海道であってもスタッドレスタイヤでドライの舗装路面を走る機会は多いです。
まずはじめに驚いたこととしては意外と静粛性が高いということです。
アイスバーンや雪の性能が高ければ静粛性についてはある程度うるさくても仕方ないと考えていましたが、スタッドレスタイヤとしては気にならないレベルです。
同時に国産のスタッドレスタイヤと比較してみないとどっちが静粛性が高いかわからないほどです。
夏に装着していたヨコハマのBluEarth AE-01Fと比較してもあまり静粛性に違いを感じませんでした。(新品のタイヤと数年使用したタイヤという違いはありますが)
一般的にスタッドレスタイヤはサマータイヤと比較してスタッドレスタイヤはうるさいと言われますが、AW-1のそのようなことはありませんでした。
ウェット路面
ヘビーウエット路面の制動距離の長さはやはりドライ路面と比較すると気になります。
ドライと同じ感覚の強さでブレーキを踏むと制動距離が延びます。
これはAW-1だからウェットの制動性能が長いということではなく、スタッドレスタイヤ全般にいえることなので、スタッドレスタイヤで運転したことがある方はこんなもんだろうと思うレベルです。
高速道路での評価
ほとんどドライやウェット路面で圧雪の高速道路は走行できていません。
トンネルの出口などのアイスバーンで突然滑り出して怖い思いをするということはありませんでした。
また、制限速度近くまでスピードを出しても車がふらつくといったことはありませんでした。
郊外 峠などでの評価
北海道では都市間の移動で峠を超えるということはよくあります。
AW-1を装着して中山峠や朝里峠、日勝峠などを走行しましたが、特に国産のスタッドレスタイヤと比較して圧雪やアイスバーン路面をスリップして登れないという場面は有りませんでした。
また、峠の下りのブレーキングでもしっかりとグリップしてくれ安心感がありました。
寿命についてはこれから検証
2021年に購入した為、AW-1の寿命についてはこれから検証していきたいです。
3年目の性能や寿命も引き続き評価できたらいいなと思います(忘れていなければ)。
たとえ寿命が国産タイヤより短かったとしても価格が安いので短いサイクルで新品に交換できるということでポジティブに捉えます。
2年目も引き続き使用していますが、特に1年目との性能の違いも感じず、特にタイヤの減りが早いということはありませんでした。
ESSN-1よりライフ性能は上
オートウェイによるとライフ性能は従来品であるESSN-1より上とのことなので、寿命に関しても悪いということはないでしょう。
AW-1のデメリット
AW-1は国産を含め他のスタッドレスタイヤより柔らかいように感じます。(実際にはどうかわかりません)。
そのため、タイヤのたわみが大きくカーブなどでハンドルを切ったときと戻るときのレスポンスが遅れます。
これは装着した車が4WDではなく、2WDの車であるということも関係しているかもしれません。
カーブや信号での左折、高速道路でのレーンチェンジや追い越しなどで若干気になりますが、普段から丁寧な運転をしていれば問題ないレベルですし、アイスバーンでの制動力とトレードオフと捉えれば十分納得できます。
アジアンスタッドレスも意外と侮れない
ナンカンAW-1は国産のスタッドレスタイヤと比較して半額近い値段で購入したので、性能が悪ければアップガレージなどに売却して他のタイヤを購入すれば良いやくらいに考えていました。
値段に関しては安すぎで性能が悪いのではないかと心配になる方もいて当然だと思います。
しかし、北海道の圧雪やアイスバーン路面でも期待以上にグリップしてくれてスタックして脱出することができないということもありませんでした。
今後何年か使用して耐久性も観察していければいいなと思っています。
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