クムホタイヤの評判を徹底解説。製造国や事故の危険性など

ミニクロスオーバー クムホKUMHO TIRE

クムホタイヤの評判を解説する前にクムホがどのような会社かを簡潔に解説します。クムホタイヤは韓国で1960年に設立されたタイヤメーカーです。

韓国ではハンコックに続きネクセンタイヤと販売シェアを競うほどのメーカーです。しかし、クモアシアナグループの業績悪化の影響で、傘下だったクムホタイヤも2009年に事業再生法を申請しました。
その後横浜ゴム(YOKOHAMAタイヤ)の技術提携の合意などがあり、2018年からは中国の青島双星の傘下に入りました。

また、マーシャルタイヤやゼッタムタイヤもクムホタイヤのブランドです。

・クムホタイヤは歴史のあるメーカー
・韓国では2位、世界で18位のタイヤメーカー
・多くの自動車メーカーで純正採用(OEM)されている
・日本メーカーの技術提携

製造国

クムホ 製造国
クムホタイヤは主に中国や韓国で製造されていますが、ベトナムやアメリカにも工場を持っており、日本などのアジアやヨーロッパなど様々な国へ供給されています。

タイヤラインナップ


クムホは乗用車用だけではなく、トラックやバス・航空機などのタイヤを生産しており、年間約6,500万本を提供しています。その中でも乗用車用タイヤが多くを占めます。

ECSTA

モータースポーツからフィードバックされた技術を元に開発されたタイヤです。高い安定性とコントロール性能があります。

SOLUS

運動性・快適性・寿命などの性能を高いレベルでバランスさせたコンフォートタイヤです。

ECOWING

環境に配慮された素材の採用や燃費性能に配慮した低燃費タイヤです。

CRUGEN

オンロード向けの優れた快適性能とコントロール性能を提供するプレミアムSUVタイヤです。優れた走行性能も有し、SUVだけではなくミニバンにも対応します。

ROADVENTURE

悪路にも対応したオフロード向けタイヤです。

WINTERCRAFT

雪道での安定した走りを実現したスタッドレスタイヤです。

その他にも商用車向けのPorTranシリーズなどがあります。

クムホの評判の裏付け

ミニクロスオーバー クムホ

大手の第三者評価機関による性能テストや安全基準の取得状況などから見ても、品質面で懸念されるような点は確認されていません。むしろ総合的なバランスの取れた性能はコストから考えると悪くないといえます。

技術力

価格が安いアジアンタイヤは性能や評価が悪いと思われがちですが、クムホタイヤはそうとは言えないでしょう。

例えばX-Speedという360km/hまで走行可能なタイヤや、世界で初めて32インチという大径のタイヤを製品化するなど、高い技術力があります。

新車装着タイヤとして採用されている

クムホタイヤは世界で30以上の自動車メーカーで新車純正装着タイヤとして採用されている実績があります。国際標準化機構の認定を取得しているだけではなく、自動車メーカーの厳しい基準をクリアしています。韓国や日本のメーカーだけではなく、EUや北米の自動車メーカーでも採用されています。

W保証キャンペーン

W保証キャンペーンとユニークなキャンペーンを行っており、ひとつはタイヤを装着後に満足できなかった場合、タイヤ代金を全額返金。2つめはパンクなどでタイヤが使用不可になった場合、無料で提供してもらえます。対象のタイヤはECSTA PS71とCRUGEN HP71です。
これはタイヤの性能に自信を持っている表れではないでしょうか。

タイヤ販売店からの評価

人車純正装着タイヤ(OEM)だけではなく、オートバックスやイエローハットなどのカー用品点でも購入することが可能です。

レース活動

韓国内のモータースポーツだけではなく、マスターズF3やル・マン24時間レースなどに参戦した実績があり、製品にフィードバックされています。

日本だとSUPER GTでTEAM CERUMOトヨタ・セリカがクムホのタイヤを装着し、韓国のタイヤメーカーとして初めて優勝した実績があります。

2024年から全日本スーパーフォーミュラ・ライツのコントロールタイヤにクムホタイヤの提供が決定し注目度が上がっています。

事故の危険性

クムホ 事故

クムホタイヤは日本のメーカーのタイヤと比較して価格が安いことが多い為、品質や性能が悪く事故の危険が心配という方も少なくないでしょう。
しかし、クムホタイヤは米国運輸省や国際標準化機構も取得しているので安心です。

適切なタイヤの使用方法や運転の範囲内であればタイヤが原因で事故が起こるということは、日本のタイヤと比較しても変わらないのではないでしょうか。

ユーザーからの評判

国産スタッドレスタイヤと比較して値段が半額で不安だったが、性能は引けを取らない

コストパフォーマンスが高いタイヤ

おすすめのクムホタイヤ

クムホ タイヤ おすすめ

ECSTA PS71

W保証キャンペーンになっているタイヤのひとつです。快適性を確保しつつ、ウェット性能も高いスポーツタイヤです。

評価

ドイツ自動車連盟の2021年のテストで17製品中3位を獲得しています。他にもÖAMTCやTSCから推奨できるタイヤとして評価されています。

ECSTA PS71と比較してほしいアジアンタイヤ
・NANKANG NS-25など

CRUGEN HP71

こちらの商品もW保証キャンペーン対象のタイヤです。プレミアムSUVおよびミニバン向けのタイヤで、高次元の静粛性と乗り心地を確保しています。オールシーズンタイヤでは有りませんがM+S仕様というのも特徴のひとつです。

評価

グッドデザイン賞やreddot design awardを受賞しています。

CRUGEN HP71と比較してほしいSUV用タイヤ
・NITTO NT421Q
・Continental TechContact TC6 SUV など

ECSTA HS52

走行性能と快適性能が優れているハイバランスタイヤです。快適性能も確保されているので、スポーツカーだけではなくファミリーカーで運転を楽しみたいという方にもおすすめです。

Auto Bildで総合一位を獲得したECSTA HS51の後継モデルであり、HS51と比較してドライ及びウェットブレーキ性能や耐摩耗性能が向上しているのもメリットです。

ECSTA HS51もHS52より安く販売されていることがあるので、コスパが高いタイヤが欲しい方はHS51も検討することをおすすめします。

評価

ADACのタイヤテストで50製品中8位を獲得しています。8位というのはそこまで評価が高くないという方もいるかも知れませんが、他の大手メーカーのタイヤも比較対象で評価は「優秀(Good)」なので悪くないです。

ECSTA HS52と比較してほしいタイヤ
・ECSTA PS31など

ECOWING ES31

優れた低燃費性能とウェット性能を高次元で両立したスタンダードエコタイヤです。新構造の採用により、コントロール性能や耐摩耗性能も犠牲にされていません。

ECOWING ES31と比較してほしいタイヤ
・ZEETEX ZT6000 ECOなど

ECSTA PS31

ドライやウェットなどのグリップ性能や安全性能などの総合性能に優れたスポーツタイヤです。

ECSTA PS31と比較してほしいアジアンスポーツタイヤ
・GT RADIAL CHAMPIRO GTX Pro
・MINERVA F205など

SOLUS TA21

タイヤパターンの最適化による静粛性と乗り心地性能の向上と耐摩耗性能とウェット性能を強化したコンパウンドを採用することによってより高寿命なタイヤになっています。

デメリットとしては165/60R15 77Hのタイヤサイズしか現在購入できないのがデメリットの為、ECOWING ES31も検討することをおすすめします。

SOLUS TA21と比較してほしいアジアンタイヤ
・NANKANG ECO-2 +
・HIFLY HF201 など

SOLUS 4S HA32

ドライとウェットの性能を向上させ、夏タイヤと同じような感覚でドライビングを可能にしたオールシーズンタイヤです。様々な車種に適合しており、M+Sだけではなく、スノーフレークマーク(3PMSF)も取得しているので、急な雪でも安心して走行できます。

SOLUS 4S HA32と比較してほしいオールシーズンタイヤ
・PIRELLI SCORPION VERDE A/S(SUV車の場合)
・DAVANTI ALLTOURAなど

他のアジアンタイヤとクムホも比較対象にすることをおすすめ


アジアンタイヤというとハンコック一択という方も多いでしょう。しかし、クムホタイヤも世界の売上からいうと高く、自動車メーカーやメディアからも高い評価を受けているタイヤもあります。

ですので、是非アジアンタイヤや他の海外タイヤと比較してタイヤを選択することをおすすめします。

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