ハンコックタイヤの評価や性能について【どこの国】

ハンコック DTM レース モータースポーツHankook

近年、オートバックスやタイヤショップなどで見かけることが増えてきたハンコックのタイヤですが、ブリヂストンなど国内メーカーのタイヤと比較すると一般的に価格が安いため、性能はどうなのでしょうか。

また、ユーザーからの評価はどうなのでしょうか。

ハンコックはどこの国のタイヤ


ハンコックは韓国のタイヤメーカーです。日本人にとっては日本メーカーと比較して知名度は低い印象ですが、2021年の売上高ランキングでアジアで3位のタイヤメーカーであり、世界でも7位という実績があり、多くの国で販売されています。

7位というのが高いのか低いのかわからない方に説明するとタイヤメーカーは100社以上あり、6位がピレリ、8位が横浜ゴム(ヨコハマタイヤ)というとその規模の大きさがわかると思います。

・ハンコックは世界的にも有名なタイヤメーカー
・日本や海外メーカーでも新車純正採用されている安心感
・ハンコック以外にも他に安いアジアンタイヤメーカーはある

ハンコックはタイヤメーカーとして世界的に評価が高い

ハンコック 世界 評価
売上高から分かる通り、ハンコックのタイヤは韓国や日本などのアジア圏だけではなく、世界各国で販売されています。近年では日本の自動車メーカーでも新車に純正採用されていることもあります。

例えばトヨタのヤリスやプロボックスなどが比較的有名です。トヨタ以外にもダイハツや日産などにも採用されているだけではなく、欧州のフォルクスワーゲンやメルセデス・ベンツ・BMWMINIにも採用されているので評価や性能は良いと言えるのではないでしょうか。

カー用品店でも取り扱いしている

アジアンタイヤと言うと激安のネットショップなどの販売店で扱っているイメージがある方もいますが、ハンコックのタイヤはオートバックスやイエローハットでも取り扱っています。最近だとイエローハットでKINERGY eco RVがおすすめのタイヤとして公式ページで紹介されています。

イエローハットがおすすめしているから性能が悪いということはないでしょう

モータースポーツでの実績

ハンコック DTM レース モータースポーツ
ハンコックはモータースポーツにも積極的に参加しており、日本だとSUPER GTでのGT300クラス優勝や全日本F3選手権でワンメイクタイヤとして採用された実績があります。スーパー耐久にもワンメイクで供給していましたが、残念ながら工場の火災の影響でサプライヤーが変更になってしまいました。

また世界だとル・マン24時間レースやニュルブルクリンク24時間レースにもタイヤを供給してきたこともあります。

ハンコックタイヤの製造国


ハンコックのタイヤは本社がある韓国以外にも中国やハンガリーなどにも製造拠点(工場)を持っています。

ハンコックのデメリット

ハンコック デメリット
ハンコックのタイヤは国産のタイヤより比較的安く購入できるのがメリットですが、デメリットもあります。

他に安いアジアンタイヤや輸入タイヤがある

ハンコック以外にもアジアンタイヤメーカーは数多くあり、安く販売しているタイヤは数多くあります。例えば韓国だとクムホやネクセンが有名なメーカーではないでしょうか。他にも中国には中策ゴム(GOODRIDE)や、台湾にはマキシス(チェンシン)などがあります。

低燃費性能などがわかりにくい

日本の低燃費タイヤのグレーディングを取得していないタイヤもあり、低燃費性能やウェットグリップ性能がわかりにくいというデメリットがあります。また、届出をしていてもWEBページで公開されていないタイヤもあるので、日本の低燃費タイヤと比較しづらいです。

タイヤの種類が大手と比較して少ない

ブリヂストンやミシュランなど大手タイヤメーカーなどのタイヤメーカーと比較してしまうとタイヤの種類やタイヤサイズが少ないので、ハンコックのタイヤを検討している方は他のアジアンタイヤも比較検討することをおすすめします。

ラウフェンもハンコックのブランド


価格が安いアジアンタイヤブランドのひとつとしてラウフェンがあります。ラウフェンは会社ではなく、ハンコックのセカンドブランドですので、安くて性能が悪くないタイヤを購入したい方はラウフェンも選択肢の一つとして検討することをおすすめします。

おすすめのハンコックのタイヤ

VENTUS V12 evo2 K120

スポーツドライビングにおすすめのタイヤです。モータースポーツからフィードバックされたトレッドラジアスシステムによる高速性能や、トレッドブロックの剛性バランスを最適化することによって、ドライでのグリップだけではなく、ウェットでのグリップ性能も確保しています。

EUのラベリングでは転がり抵抗係数はC、ウェットグリップは最高のAを取得しています。

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VENTUS V12 evo2 K120と個人的に比較検討してほしいタイヤ

GTラジアル
ラウフェン Z FIT EQ(LK03)
トーヨー PROXES Sport 2

KINERGY eco RV

ミニバン ハンコック
静粛性などの快適性能と高寿命を追求したミニバン専用タイヤです。タイヤブロックの高剛性化やデザインを採用することによってふらつきを抑制しています。また、プロファイルの最適化や高分散シリカコンパウンドを採用し優れた転がり抵抗性能と耐摩耗性能を実現しています。

5サイズ中4サイズで転がり抵抗係数がA、ウェットグリップ性能aを獲得しています。

KINERGY eco RVと比較検討してほしいタイヤ

トーヨー PROXES FD1

イエローハットが取扱店として有名ですが、それ以外にもamazonなどのネット通販でも購入することが可能です。

Ventus S1 evo3 SUV


プレミアムカー向けのタイヤであるVentus S1 evo3のSUV向けタイヤです。ドイツのAuto Bild Allradの性能テストで1位を獲得するなど評価が高いタイヤです。高い安全性とハンドリング性能、乗り心地を確保したタイヤです。

アウディのRS Q8に新車純正採用されているので性能は申し分なさそう

Ventus S1 evo3 SUVと比較検討してほしいタイヤ

ミシュラン PILOT SPORT 4 SUV
グッドイヤー EfficientGrip 2 SUV

Kinergy Eco 2

Kinergy Eco 2
スタンダードタイヤながらウェット性能や静粛性などの安全性能や快適性能にも配慮されたタイヤです。KinergyシリーズはVentusシリーズなどと比較すると価格が安く、タイヤサイズも小径のものが多い為、軽自動車やコンパクトカーにおすすめのタイヤです。

Kinergy Eco 2と比較検討してほしいタイヤ

シアット EcoDrive
グッドイヤー Efficient E-Grip Eco EG-01

初めてアジアンタイヤを購入する方に比較的おすすめ

ハンコックはブリヂストン系列のタイヤメーカーから始まり、 横浜ゴムと技術提携などを経て世界でも有数のタイヤメーカーに成長しました。品質に関しても日本や欧州の自動車メーカーやレースでも採用されていることもあって、アジアンタイヤなどの海外タイヤを購入したことが無いという方にも比較的安心して購入できるのではないでしょうか。
また、ハンコックのタイヤを購入する際は受賞歴を確認したり、他のアジアンタイヤなどと比較してより良いタイヤを選択することをおすすめします。

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